テントを立てよう!

2017.05.27 Saturday 【活動の報告

今日はテントを立てる、テントを片付ける訓練活動でした。
ガールスカウトでは少女たちだけで自分達が寝るテントを立てられるようにします。

この場所(西部緑道公園オープンスクエア)は、私たちの住宅地のすぐそばにある広場です。

今回は、ジュニアはパトロール毎にドームテントを立てました。
シニアが1名ずつ補助に入りました。

ジュニアの中でも5、6年生は何度か経験がありますが、4年生は初めての挑戦です。

ブラウニーは全員でリーダーと一緒にA型テントに挑戦しました。

 

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A型テントで15Kg、ドームテントで25Kgぐらいの重さがありますが、

駐車場から立てる場所まで自分達で協力して運んでいきます。

そして、立てる場所を決め、小石や大きな枝を取り除き、テント用品を出します。

部品の数が揃っているか、ペグが曲がっていないか、

どんなふうに折りたたんで入っているかを注意深く見ながら出していきます。

最後に確認するため、部品の数は紙に書いておきます。

 

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玄関ポールを立てるジュニアとヤングリーダー

 

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ブラウニー。テントを背にしてペグを打ちます。

金づちを持つては素手、ペグを持つ手には軍手をはめます。

 

ペグを刺す位置、ペグを打つ時、内テントを立てる時など、

たくさんの注意点に気をつけながら作業を進めました。
ブラウニーも慣れない手つきながら、一生懸命、金づちでペグを打ち込んでいました。

 

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初めてテントを立てる4年生ジュニア。

 

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ようやくテントが立って、中で少し休憩。
ブラウニーはロープを使って本結び、インク結びの練習をしました。

 

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自分達のテントの中で休憩中のブラウニー。

 

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パトロールでドームテントが立ちました。

 

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本結びとインク結びをするブラウニー。シニアがお手伝い。

 

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ジュニアの3パトロールのテントが立ちました。

 

天候が悪くなってきたので、ロープを切り上げ、テントの片付けを開始。
パトロール毎に役割りを分担して、効率よく進めることを考えながら作業しました。

ペグをきれいに洗い、部品の数の確認、テントを畳みながらぞうきんで拭き、

元通りに袋に収めていきます。最後はリーダーのチェックを受けました。

 

テントを片付けた後、リーダーが竹で作った旗揚げ、シュラフを干すロープを見ながら、

どんなロープの結び方を使っているかを聞きました。
ロープ技術の目標は自分でそれらを作れるようになることです。

シニア、レンジャーになったら身につけてほしいですね。

 

 

さて、次回の6月は一泊二日の宿泊基礎研修です。
全員でやくそくとおきてを覚え、

「他の人のために役立つ」技術を身につけていきます。
そして、もちろん楽しい体験も計画しています。

 


世界一大きな授業

2017.05.18 Thursday 【活動の報告

13日(土)の活動は少し難しい「世界一大きな授業」を行いました。

 

SDGs(持続可能な開発目標)のゴール4で目指している

「質の高い教育をみんなに」について考えてみようという内容です。

ガールスカウトは、この教育プログラムを活動に取り入れています。

 

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まずは「世界一大きな授業」クイズを部屋の四隅を使って考えてみました。

・世界ではどのぐらいの子どもが小学校に通っていないでしょうか?
A)5人に1人(およそ1億4000万人)
B)11人に1人(およそ6100万人)
C)25人に1人(およそ2700万人)
D)50人に1人(およそ1400万人)
・・・答えはB)11人に1人

こういったクイズを一人一人が考えてA〜Dを選んで四隅に移動し、
答え合わせをしながら、世界の教育の現状を理解していきます。


次に、識字の大切さを学ぶアクティビティをしました。
デバナガリ文字で「ネズミ用の毒」「熱さまし」「栄養」と書いた

ペットボトルに飲み物が入っています。

私たちはその文字を知りません。

そこでお話しが始まります。

「お母さんが高熱をだして苦しんでいます。けれど村にお医者さんはいません。

村にただ1つ薬を置いている家にもらいに行きましたが、その家の人は留守でした。

戸棚に3種類のボトルがあるだけで、文字を知る人は誰もいませんでした。

あなたはどのボトルを選びますか?」

という問題をパトロールに出し、話し合って薬だと思うボトルを1つ選んでもらいました。

 

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そして、代表者が選んだボトルの飲み物を飲んでみました。

(薬・・・砂糖水、水・・・普通の水、毒・・・塩水)

「毒」を選んでしまったのが2グループありました。

 

文字を知らないと、そしてその文字の意味を知らないと、

毒を飲んでしまい命を落とすおそれがあるということを学びました。


文字を知る、文字の意味を知る、計算ができる、ということを「識字(しきじ)」といいます。

そして、日本では識字率は高いですが、

アジアの一部や、アフリカの南部では現在でも識字率が低い国があります。

 


次に「ちがいのちがい」というアクティビティをしました。

グループ毎にカードに書かれている内容について話し合いながら

「あってもいいちがい」か「あってはいけないちがい」か「どちらともいえない」

の3つに分類していきました。

その時、どうしてそう思うかの理由も聞きながら分けていきました。

 

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その後、全員で振り分けたカードの違いを見つけ、その理由を聞き共有しました。

これはとても難しい作業でした。

 

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自分たちが普通に考えれば「あってはいけないちがい」だと思うけれど、

その国ではそれがあたりまえなら「あってもいいちがい」ではないか、という意見が出ました。

 

世界の現状をこのカードで知りながら、

教育を受ければ、それが「あってはいけないちがい」であることを知る。

人権を侵害している内容はどんなことでも「あってはいけないちがい」である。

私たちには教育を平等に受ける権利があるということをリーダーから聞きました。

 

最後にこの授業を受けて、感じたこと、わかったこと、

そして日本の首相に世界中の子どもが学校に通えるようになるために

お願いしたいことがあれば、用紙に書くという時間を設けました。

 

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ブラウニーにはリーダーがそばにいてわかりやすい言葉で説明をしましたが、

少し難しい内容だったかもしれませんね。

でも、昨年度から団で行っているガラクタの山プロジェクト2は、

使用済み切手の回収した資金が、アジア、アフリカの医療従事者を育成する事業を

支援している活動なのだと聞きました。

自分たちにできる支援を続けていき、

教育のことを少しでも考える時間を持つのは大切なことだと思います。

 

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活動の最後に少し時間を取って、ロープ結びの復習をしました。
体験のお友だちにはリーダーやスカウト達が教えてくれました。
ロープ結びになるとブラウニーもいきいきと挑戦。

体験のお友だちもこの活動の後、2名が入団となり新しい仲間が増えました。

 

さて、次回の活動はキャンプに向けての野外でのテント訓練です。

しっかりテントが立てられるでしょうか。

 


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